
デビューするやいなやその圧倒的な美しさでエミリエンヌ嬢は、パリ大衆のアイドル的存在になり、フォリ・ベルジェール、スカラ座、ヴァリエテ座などの舞台にたつようになりました![]()

エミリエンヌ嬢のような有名なクルティザンヌといえど好きでこの世界に入ってきたわけではない![]()
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貧困家庭出身であり、その生活に嫌気がさして、家を飛び出し贅沢への野望を抱いて重大決心をした![]()

演技はともかくとして、その美貌が将来のパトロンの目に留まれさえすれば贅沢で華麗な暮らしができるのである
そしてクルティザンヌたちはファッションの世界をも支配していました。上流夫人たちはどうしても保守的になりがちで斬新なデザインを好まなかったから。
そこでデザイナーは、裏社交界の女王のところへドレスを持っていくことになる![]()
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こうして新しいデザインのドレスが流行し、クルティザンヌたちは今日のファッションモデルであり、ファッションの世界に大きく貢献していました![]()

エミリエンヌ嬢は、1895年に騎手パーシー・ウッドランドと結婚しているが、彼とは1914年に死別。
資産家エティエンヌ・バルサンの愛人関係が続いた。エミリエンヌ嬢がバルサンの愛人だった時期、若き日のココ・シャネルもバルサンに囲われていました。
(若きシャネルもエミリエンヌも同じパトロンを持っていました

